夏休みが近づいてきましたね。
夏休みの宿題といえば「読書感想文」ですが、
読書感想文を書くのが苦手という生徒さんは多くいらっしゃいます。
また、保護者さんからも相談を受ける機会が多いです。
そこで今日は、読書感想文の書き方についてお話ししたいと思います。
まずは楽しく本を読もう!
読書感想文が苦手な人のパターンとして多いのが、
文章のほとんどがあらすじになってしまい、
最後に「面白かった」のような簡単な感想で終わってしまうケースです。
「感想文を書くためにあらすじを覚えなくちゃ」と思って本を読むと、
読書の楽しさが半減してしまいます。
まずはゆっくりと本を読んでみて、
読み終わった後に「おもしろかった!」と感じたところを振り返ると良いと思います。
どのような本を読めばよいか?
私たちのオススメは、短編が複数掲載されている本です。
短編集ではすべてのお話に対して感想文を書く必要がなく、
自分が面白かったと思う話のみを感想文に書けばよいので、比較的楽です。
より具体的な例を挙げると、中学生以上であれば
さくらももこさんの『もものかんづめ』や『たいのおかしら』のような
短編エッセー集が楽しみながら読めるので良いと思います。
子どもにとって身近な話題も多く、
読書が苦手な人も読み進めやすいのではないでしょうか。
このように、初めは感想文を書くことは気にしないで、
本を楽しみながらじっくり読んでみてください。
そして、読んだ後に感じたことや印象に残ったエピソードをそのまま文章に書き起こしていき、
無理に感想を書こうとするのではなく、なぜ印象に残ったかをそのまま書けばよい思います。
ぜひ参照にしてみてください。