埼玉県の公立高校入試まで残り2ヶ月となりました。
どの高校を受けるかで悩んでいる生徒さんや保護者様が多いので、
今日は志望校で悩んだときの2つの考え方を紹介します。
STEP1:高校の先のことを考えよう
充実した高校生活を送ることはもちろん大切ですが、
高校を出た後のことも考えてみましょう。
大学に進学したいのか、それとも就職を考えているのか。
それによって、選ぶ高校が大きく変わってくると思います。
知名度のある大学への進学を希望しているのであれば、
公立でも私立でも偏差値が高い高校(コース)に進学することをおすすめします。
大学進学を前提とした方針で進路指導などが行われる部分があり、
周りの生徒と刺激し合ったりして学力を伸ばせることにもつながるでしょう。
知名度にはこだわらない(どこかに進学できれば良い)ということであれば、
私立高校の方が進学しやすいかもしれません。
指定校推薦の枠が公立高校より多いためです。
なお、指定校推薦の枠に入れるかどうかは、高校3年生の1学期までの成績で決まります。
高校の中間・期末テストで良い成績を取ることを意識しましょう。
STEP2:高校生活を思い浮かべよう
勉強のことと勉強以外のこと、この2つの観点で高校生活をイメージしてみましょう。
勉強以外のこととしては、主に部活動があります。
どれくらい部活動に熱を入れたいかを考えてみてください。
特に運動部に入るとハードになることが多く、
必然的に勉強時間が少なくなってしまうことも事実です。
こういったケースで公立高校を選ぶのであれば、
自分の偏差値より少し下のレベルの高校を選ぶという選択肢も現実的だと思います。
定期テストで赤点をとってしまうと、部活ができなくなってしまい元も子もありません。
勉強面については、自分自身の性格も踏まえて
どのような状態にありたいかをイメージしてみてください。
周りから刺激を受けなくても勉強できる人は、
自分の実力に合う、あるいは少し上の高校でも良い成績を収められると思います。
その一方で、そこまで勉強に興味が持てていない状態だと、
実力より少し下のランクの高校を選ぶ選択肢もあると思います。
その場合は、その高校で上位に入れるように努力をしましょう。
最後に、高校の選び方は生徒さんの数だけあります。
いくつか志望校を考える切り口を紹介しましたが、
最も大切なのは、生徒さん本人が自分で決めることです。
保護者様は、ぜひ生徒さんの意志を尊重してください。