中学1、2年生の生徒さんで現在塾に通っているが成績が伸び悩んでいる場合、2学期の期末テストが終わったタイミングが、塾の変更を検討するにはよい時期だと思います。
理想としては12月中に塾を探して、体験授業や冬期講習を受けて判断されるのがよいかと思います。保護者様も大変かと思いますが、現在お通いの塾で伸び悩みを感じたらまずは以下の行動をお勧めします。
塾を変えるか悩んだ時にやること
① 親が子供へヒアリング
「現在の塾に通っていてどうなのか?」まずはここを聞いてみて下さい。(授業はわかりやすいのか、先生に質問はできるのか、授業中の雰囲気はどうか、宿題はどれくらい出されているか、宿題をきちんとやっていっているかなど。)気になることは少し突っ込んで状況を確認する必要があります。
② 親が塾へヒアリング
これから面談などが行われると思いますので、生徒さんから聞いた内容で気になった部分の事実確認をしてみましょう。また、塾側では何が問題で成績が伸びていないと考えているのか聞いてみるのも良いと思います。
我々の経験上問題としては以下のことが挙げられます。
・生徒さんご本人の問題
宿題や課題がやっていなかったり、中途半端だったりする。勉強へのモチベーションが低い。
・先生の問題
先生が威圧的(わからないことを質問できる雰囲気がない。)
先生が優しすぎる(緩すぎると緊張感がなくなり、生徒は真剣に取り組みにくくなります。)先生と相性が悪い。毎回先生が変わる。(生徒さんの学力や性格、解くスピードなど把握できていない。)
・環境の問題
周りがうるさくて集中できない。
仲の良い友達と話すことが目的になってしまっている。(集団塾に多い傾向があります)
・指導の問題
取り組むべき問題が生徒の希望やレベルにあっていない。説明が速すぎる。難しい表現を使って説明される。生徒が理解できているかの判断ができていない。
予習し過ぎて学校の授業とは関係のない内容ばかりの授業になってしまっている。
・保護者様のご判断の問題
子供の点数だけで判断してしまい実力以上の結果を期待してしまっている。
テストの難易度にもよりますが、とてもよく頑張って60点が限界という生徒さんも居ます。
特に中学校1年生からは2学期で点数が下がってしまうケースが多くあります。何も対策しないと、3学期の成績にもひびいて来ると思いますので、まずは現状分析をしてみて下さい。本人からの「次は頑張る」という言葉を信じたくなるお気持ちは分かりますが、具体的な行動が決まっていないと結果を伴うことは難しいように思います。塾に行ってなければ保護者様ご自身で何かしらの対策(1日1時間は勉強の時間をつくる、ゲームは1日30分にする等。)をしたほうが結果を出しやすいかと思います。
最後に子供本人がやる気を見せていない状態で塾を変えても結果に結びつくことは難しいように思います。ここまで今まで経験したことになりますが、ご参考にして下さい。